2014/11/12

ポーランド

EBRDの省エネ支援向け融資制度、第2期が開始

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は5日、ポーランドの省エネ促進を支援するため導入している「持続可能エネルギー融資スキーム(PolSEFF)」と呼ばれる融資制度の第2期となる「PolSEFF2」の運用を開始したと発表した。中小 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は5日、ポーランドの省エネ促進を支援するため導入している「持続可能エネルギー融資スキーム(PolSEFF)」と呼ばれる融資制度の第2期となる「PolSEFF2」の運用を開始したと発表した。中小企業のエネルギーコスト削減と二酸化炭素(CO2)排出削減を支援するもので、融資総額は2億ユーロに上る。

同制度では中小企業が再生可能エネルギーなどを利用した省エネ型の空調システム、電気設備を導入する際、資金を現地の民間銀行を通して融資する。

PolSEFF2と並行して、ポーランド環境保護・水源管理国家基金(NFOSiGW)も、中小企業のエネルギー効率向上投資助成プログラムを立ち上げ、総額6,000万ズロチの助成金を供与する。さらに欧州連合(EU)の欧州委員会が中小企業に技術サポートを提供する。

同制度の第1期では、3年間で数百を超える企業の省エネ投資を支援した。NFOSiGWのスクチャ会長は、中小企業がエネルギーの効率化に取り組むことはポーランドの経済発展にとって重要で、国の環境保護目標の達成にも不可欠と意義を強調している。

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