2014/11/12

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア発電・褐炭大手、中国CHECと新発電所建設で合弁

この記事の要約

ルーマニアの褐炭採掘・発電大手コンプレクスエネジェティク(CEN)・オルテニアはこのほど、中国発電設備メーカーの中国华电工程集团有限公司(CHEC)と発電所建設プロジェクトで合弁契約を結んだ。投資額は10億ドル。同国南西 […]

ルーマニアの褐炭採掘・発電大手コンプレクスエネジェティク(CEN)・オルテニアはこのほど、中国発電設備メーカーの中国华电工程集团有限公司(CHEC)と発電所建設プロジェクトで合弁契約を結んだ。投資額は10億ドル。同国南西部にあるロビナリ火力発電所の敷地内に、新たに出力500メガワットの褐炭火力発電所を建設する。

CENオルテニアは2012年設立で、資本金は2億8,000万ユーロ。褐炭採掘のほか、ロビナリ、クラヨーヴァ、トゥルチェニの3つの火力発電所を運営している。ルーマニア経済産業省が77.1%、政府系の不動産補償基金フォンデュル・プロプリエタテアが21.5%を出資している。来年春には、同国南西部にある2カ所の石炭鉱山の開発向けに、25億1,000万レフ(約5億5,400万ユーロ)規模の投資を計画している。

同プロジェクトをめぐってはCHECが2年前に入札に応じて落札したものの、契約締結は繰り返し先延ばしとなっていた経緯がある。(1RON=32.40JPY)