2014/12/3

ロシア

ズベルバンク、1-9月期は10%減益

この記事の要約

ロシア銀行最大手の国営ズベルバンクが11月26日発表した2014年1-9月期決算の純利益は2,413億ルーブル(約38億6,000万ユーロ)となり、前年同期から10.1%減少した。7~9月期に景気悪化を受けて貸倒引当金が […]

ロシア銀行最大手の国営ズベルバンクが11月26日発表した2014年1-9月期決算の純利益は2,413億ルーブル(約38億6,000万ユーロ)となり、前年同期から10.1%減少した。7~9月期に景気悪化を受けて貸倒引当金が大きく膨らんだことが響いた。同要因を除いた業務利益は18.8%増の9,606億ルーブルだった。

貸倒引当金は2,536億ルーブルで、前年同期の約2.4倍に急拡大した。主因は国内景気の悪化を受けて複数の大口顧客で引当金を計上し、外貨建てローンについてもルーブル下落に伴う通貨リスクが発生したため。ウクライナの顧客への引当金も必要になった。不良債権比率は昨年末の2.9%から3.5%に拡大した。(1RUB=2.27JPY)