2014/12/17

ハンガリー

ハンガリーのインフレ率、過去最低のマイナス0.7%に

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比でマイナス0.7%となり、過去最大の下げ幅を記録した。7つのカテゴリーのうち5つで下落、全体が強く押し下げられた。 下落率がもっと […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比でマイナス0.7%となり、過去最大の下げ幅を記録した。7つのカテゴリーのうち5つで下落、全体が強く押し下げられた。

下落率がもっとも大きかったのは電気・ガス・その他の燃料(13%)だった。これに車両用燃料などの製品(0.7%)、衣料品・靴(0.6%)が続いた。一方、アルコール飲料・たばこ製品は先月を0.9ポイント下回る2.8%の上昇にとどまった。

価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率は1.2%だった。

1-11月期のCPI上昇率は前年同期比でマイナス0.2%。中銀は今年のインフレ率がゼロ%前後になるとの予測に立ち、政策金利を7月以降、過去最低の2.1%に据え置いている。