2014/12/17

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

コソボ新政権発足、保守・中道左派の大連立で

この記事の要約

コソボの新政権が9日の議会承認を受け12日に発足した。6月の選挙後、新政権発足が難航し国内だけでなく欧州連合や米国からの圧力も強まっており、保守政党のコソボ民主同盟(LDK)と中道左派のコソボ民主党(PDK)の大連立政権 […]

コソボの新政権が9日の議会承認を受け12日に発足した。6月の選挙後、新政権発足が難航し国内だけでなく欧州連合や米国からの圧力も強まっており、保守政党のコソボ民主同盟(LDK)と中道左派のコソボ民主党(PDK)の大連立政権は妥協策と見られる。

新首相にはLDK党首のムスタファ氏が、副首相及び外務相にはコソボ独立以来首相を務めたPDKのサチ氏がそれぞれ就任する。

6月の選挙ではPDKが第1党で勝利したものの過半数議席を獲得できず、第2政党のLDKが他の政党と連合して民主党政権樹立を阻止していた。大連立政権に対しては、司法制度改革や汚職撲滅などの重要な改革が進まないのではないかと懸念する声が早くも上がっている。