2015/1/7

総合・マクロ

中東欧の非汚職度、エストニアがトップ

この記事の要約

汚職を監視する国際的な非政府組織(NGO)のトランスペアレンシー・インターナショナル(TI:本部ベルリン)がこのほど公表した2014年版の調査報告書によると、中東欧の欧州連合(EU)加盟国の非汚職度はエストニアが前年に続 […]

汚職を監視する国際的な非政府組織(NGO)のトランスペアレンシー・インターナショナル(TI:本部ベルリン)がこのほど公表した2014年版の調査報告書によると、中東欧の欧州連合(EU)加盟国の非汚職度はエストニアが前年に続き1位となった。最低はルーマニアとブルガリアだった。

同調査は世界175カ国を対象に、政治家や公務員による汚職の少なさを示す「腐敗認識指数(CPI)」(0~100ポイント、最高点100)を各種の調査を参考に算出したもの。エストニアの同指数は69で、全体でも昨年から順位を2つ上げて26位だった。上位50位内にはキプロス(31位)、ポーランド(35位)、リトアニアとスロベニア(39位)、ラトビア(43位)、ハンガリー(47位)が入った。

一方、ルーマニアとブルガリアの指数は43で、EUの中で最下位の69位。ただし、ブルガリアは昨年の77位から8つ順位を上げている。

EU加盟候補国ではトルコとマケドニアが45で64位となり、ルーマニアとブルガリアを上回った。

非加盟国ではグルジアが52(50位)とトップで、最低はトルクメニスタンの17(169位)だった。ロシアは27で136位となった。