ルノー・日産アライアンスは15日、ロシア子会社のアフトワズと同国における購買活動を統合すると発表した。現行の合弁購買会社CPOをルノー日産の子会社として改組し、来年1月、新しい合同購買組織「アフトワズ・ルノー・ニッサン・パーチェシングオーガニゼーション（ARNPO）」として業務を開始する。
ルノー日産は2001年にルノー・ニッサン・パーチェシングオーガニゼーション（RNPO）を設立し、グループの購買業務を統括してきた。ロシアでは13年9月にアフトワズと合弁でCPOを立ち上げた。今回、アフトワズの持つCPO株式49％を取得して出資比率を99％へ引き上げ、新会社ARNPOとして発足させる。
これにより、今年6月に傘下に収めたアフトワズをRNPOに組み入れ、ルノー日産グループの国際基準に沿った業務の質向上を図る。また、ロシア自動車業界で最大の購買元となることで、アフトワズの世界自動車産業への参入を促進させる効果を見込む。（東欧経済ニュース2013年9月25日号「ルノー・日産、アフトワズと共同購買会社設立」を参照）
