自動車部品メーカー、武蔵精密工業のハンガリー子会社はこのほど、エルチ工場の生産能力を拡充すると発表した。デファレンシャルの新生産ラインに4億ユーロを投じ、2017年から稼働する。主にBMW向けに生産し、10年内に年産能力を100万個に引き上げる。
ハンガリー子会社の13年売上高は4,050万ユーロで、昨年は4,250万ユーロ。同社は昨年4月、ホンダ、アウディ、ジャガーと総額1億1,000万ユーロの部品供給契約を交わしている。
武蔵は2000年にハンガリー子会社を設立。国内中部にあるエルチ工場で主にドイツやイギリスの自動車業界向けにエンジン部品とステアリング部品を製造する。従業員数は180人。