2015/1/14

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコの12月インフレ率が縮小、9カ月ぶり低水準に

この記事の要約

トルコ統計機構(TUIK)が5日発表した12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比8.17%となり、昨年3月以来の低水準となった。過去8カ月は9%前後で推移しており、先月は前年比9.15%の上昇だった。 前月比で […]

トルコ統計機構(TUIK)が5日発表した12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比8.17%となり、昨年3月以来の低水準となった。過去8カ月は9%前後で推移しており、先月は前年比9.15%の上昇だった。

前月比では0.44%低下した。1月の安売りシーズンを前に値引き販売が始まった衣料品・靴(前月比マイナス3.71%)、ガソリン価格の下落を背景とした輸送サービス(同マイナス1.78%)の価格低下が全体を押し下げた。11月は全体で前月比0.18%の上昇だった。

インフレ率の低下を受け、同国中銀に対する金利引き下げ圧力が今後強まることが予想される。中銀は昨年7月に金利を0.5ポイント引き下げて以来8.25%で据え置き、金融緩和に慎重な姿勢を保っている。