2015/1/14

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコの家電大手アルチェリク、タイに冷蔵庫工場建設

この記事の要約

トルコのコチ財閥傘下の家電メーカー、アルチェリクは7日、タイ東部のラヨーン県に建設する冷蔵庫工場が着工したと発表した。投資額は1億米ドルで、年内の生産開始を計画する。3年間で合計80万台超を生産し、売上高5億米ドルの達成 […]

トルコのコチ財閥傘下の家電メーカー、アルチェリクは7日、タイ東部のラヨーン県に建設する冷蔵庫工場が着工したと発表した。投資額は1億米ドルで、年内の生産開始を計画する。3年間で合計80万台超を生産し、売上高5億米ドルの達成を目指す。

アルチェリクは『ベコ』ブランドの家電製品を製造し、世界100カ国以上で販売する。タイ工場は同社の7番目の海外生産拠点で、ASEAN事業のハブの役割を担う。経済成長に勢いがあり、下請け業界やインフラが整備されているほか、東南アジアの中心に位置するなどの利点から、タイを拠点に選んだ。

『ベコ』は白物家電ブランドとして欧州市場第2位、英国では首位につける。またドイツ、フランス、ポーランドでも目覚ましい事業成長を遂げており、経済が堅調なASEAN市場でも同様の事業成長を目指す。タイ工場の製品は9割をフィリピン、ベトナム、マレーシア、シンガポール、オーストラリアなどに輸出する計画だ。