2015/1/28

チェコ・スロバキア

チェコ内務相、法人税率引き上げを示唆

この記事の要約

チェコのホヴァネッツ内務相はこのほど、現地紙「Mlada Fronta Dnes」とのインタビューで、バビシュ財務相が2016年の国家予算を100億コルナ削減するための対策を提示しなければ、法人税率を現行の19%から1~ […]

チェコのホヴァネッツ内務相はこのほど、現地紙「Mlada Fronta Dnes」とのインタビューで、バビシュ財務相が2016年の国家予算を100億コルナ削減するための対策を提示しなければ、法人税率を現行の19%から1~2%引き上げる可能性があると語った。

ホヴァネッツ内務相が属する中道左派の社会民主党は法人税率引き上げを主張している。2%の引き上げで240億コルナの増収となると試算。また、銀行の税率をもっと引き上げれば、40億コルナ税収を増やせるという。

現政府は社会民主党を主勢力に、バビシュ財務相が属する中道右派政党ANO2011と中道のキリスト教民主連合・人民党による3党連立政権。ANO2011は法人税率引き上げに反対で、ホヴァネッツ内務相はバビシュ財務相が予算削減策を提示しなければ連立の解消も辞さないとする強硬な姿勢を示している。(1CZK=4.84JPY)