2015/1/28

バルト三国

エストニア、乳製品の対日輸出を狙う

この記事の要約

エストニアのアンネ・スリング貿易企業相は20日、訪問中の日本で丸紅の食品事業重役らと会談した。エストニアの乳製品対日輸出契約の締結に向けたもので、交渉はかなり進展しているもようだ。 スリング貿易企業相は、「エストニア乳製 […]

エストニアのアンネ・スリング貿易企業相は20日、訪問中の日本で丸紅の食品事業重役らと会談した。エストニアの乳製品対日輸出契約の締結に向けたもので、交渉はかなり進展しているもようだ。

スリング貿易企業相は、「エストニア乳製品の恒常的な輸出先を獲得する市場開拓の一環として、日本を射程に入れている」と説明。丸紅と良い関係を築いてきたことが奏功し、交渉は9月の開始以来、スムーズに前進しているという。これまでに丸紅代表が現地メーカーを視察し、品質に問題がないことを確認した。

貿易企業相に同行したエストニア乳製品同盟のヤーヌス・ムラカス代表(乳製品メーカーEピーム社長)は、購入に関心を示す企業との会見を前に、「始めの1社が日本市場の戸を開くことで、後続企業の参入が促進されることを願う」と期待感を示した。Eピームでは、すぐにでもチーズとホエイパウダー(粉末乳清)を年間各5,000トン輸出できる態勢にあるという。