2015/1/28

バルト三国

エストニア航空、ANAと提携か?

この記事の要約

国営のエストニア航空が全日本空輸(ANA)との提携を検討しているもようだ。『バルチックビジネスニュース』誌が26日、来日中のアンネ・スリング同国貿易企業相の発言として報じた。 スリング貿易企業相は記者会見で「(エストニア […]

国営のエストニア航空が全日本空輸(ANA)との提携を検討しているもようだ。『バルチックビジネスニュース』誌が26日、来日中のアンネ・スリング同国貿易企業相の発言として報じた。

スリング貿易企業相は記者会見で「(エストニアの首都)タリンはアジアから欧州への玄関口にあたり、EU加盟国の諸都市へのアクセスも良い」と述べ、ANAのタリン空港への就航に期待をにじませた。貿易企業相にはタリン空港のエリック・サコフ代表役員も同行している。

エストニア航空は北欧航空大手スカンジナビア航空(SAS)の地域航空会社のひとつ。民間航空会社だった2006年に経営危機が深刻化し、10年に国有化された。機材数は座席数100未満の小型ジェットが7機で、ANAの直行便が就航するミュンヘンを始め、パリやアムステルダムなど欧州14都市を結んでいる。