2015/1/28

ロシア

モンサント、数年以内にロシアに初の工場開設

この記事の要約

種子大手の米モンサントは、今後数年以内にロシアに初の工場を開設する計画だ。欧州・中東事業の責任者であるゴンサルベス氏が22日、ロイター通信とのインタビューで明らかにした。 モンサントは現在、ロシアで現地の提携企業を通じて […]

種子大手の米モンサントは、今後数年以内にロシアに初の工場を開設する計画だ。欧州・中東事業の責任者であるゴンサルベス氏が22日、ロイター通信とのインタビューで明らかにした。

モンサントは現在、ロシアで現地の提携企業を通じて事業を展開しているが、最近のルーブル安の進行で現地生産が有利になったと判断したもようだ。ゴンサルベス氏は、「ロシアで種子生産を拡大し、工場を設ける計画がある」と語った。

モンサントは昨年、ロシアの隣国ウクライナにトウモロコシ種子の工場を設立すると発表した。ロシアの穀物生産量は世界4位、ウクライナは6位であり、同社は両国での事業拡大を優先課題と位置づけている。ゴンサルベス氏は「ウクライナとロシアは短期的には地政学とマクロ経済の面で課題を抱えているものの、我が社にとって長期的なビジネスチャンスをもたらすと信じており、事業の成長を加速する足場を固めたい」と述べた。