2015/2/11

ポーランド

独フランツ・モラート、ポーランドに新工場

この記事の要約

ドイツの産業用部品メーカー、フランツ・モラート・グループがポーランドに同社初の国外生産拠点を設ける。南西部でチェコとの国境に近いノヴァ・ルーダ工場は施設面積が2,500平方メートルで、今年夏の操業開始を目指す。当面は同社 […]

ドイツの産業用部品メーカー、フランツ・モラート・グループがポーランドに同社初の国外生産拠点を設ける。南西部でチェコとの国境に近いノヴァ・ルーダ工場は施設面積が2,500平方メートルで、今年夏の操業開始を目指す。当面は同社の売上けん引力である組み立て部品を製造する。

国外生産を決めた理由は、ドイツでエンジニアと専門職の人材不足が深刻化し、人件費や材料費などコスト負担が大きくなっていることだ。現状の堅調な事業成長を維持するとともに事業の国際化を加速させる上で、ポーランドでの生産は競争力向上につながり有利と判断した。独アイゼナッハ工場を生産本拠地として存続させるためにも必要な措置としている。

フランツ・モラート傘下では、フラモ・モラートがウォームギアや駆動装置など金属コンポーネントを、Fモラートがプラスチック射出成形パーツを製造する。2014年の総売上高は6,820万ユーロに上り、過去10年間で事業規模は約2倍に拡大した。従業員は約550人。