2015/2/11

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ、ロシア旅客機の燃油代を負担へ

この記事の要約

トルコ政府はロシアからの旅客機の燃油代を部分的に肩代わりする方針だ。ロシアの景気悪化や通貨ルーブルの下落を背景にロシア人観光客の予約数が減少しているためで、今後2カ月間で1機当たり6,000ドルを負担。旅行需要の回復を目 […]

トルコ政府はロシアからの旅客機の燃油代を部分的に肩代わりする方針だ。ロシアの景気悪化や通貨ルーブルの下落を背景にロシア人観光客の予約数が減少しているためで、今後2カ月間で1機当たり6,000ドルを負担。旅行需要の回復を目指す。トルコの全国紙『ヒュリエット』が4日報じた。

トルコのロシア人観光客数は年約450万人で、同520万人のドイツ人に次ぐ2番目の規模。トルコ全体では年間3,700万人の外国人観光客を受け入れている。同国のアフメト・ダウトオール首相は「観光はトルコの基幹産業のひとつだ」と述べ、政府主導で観光客数の落ち込みを食い止める意向を示した。

政府は燃油代負担措置を隣国イランにも適用する。トルコを訪問するイラン人観光客は昨年160万人に達し、前年比で33%増加した。