2015/2/11

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ドバイのゼネコン、サラエボでリゾート開発

この記事の要約

ドバイのゼネコン大手ブルジュ・プロパティ・デベロップメントが、サラエボ南東部のトルノヴォで観光リゾートの開発を計画している。当該自治体のプレス発表によると、すでにこのリゾート開発に関する覚書が締結されたという。 このプロ […]

ドバイのゼネコン大手ブルジュ・プロパティ・デベロップメントが、サラエボ南東部のトルノヴォで観光リゾートの開発を計画している。当該自治体のプレス発表によると、すでにこのリゾート開発に関する覚書が締結されたという。

このプロジェクトは、ヤホリナ山、トレスカヴィツァ山などの山地に囲まれたトルノヴォに、ホテル、マンション、商業施設のほか、これらに必要なインフラを整備するもので、投資額は45億ボスニア・マルカ(約23億ユーロ)。ボスニア・ヘルツェゴビナにおいて、史上最大の投資案件となる。このプロジェクトにより数千人規模の雇用が創出される見通し。

トルノヴォ周辺の山は、1984年のサラエボ冬季オリンピックで各種競技が行われるなど、ウィンタースポーツの地として有名だったが、1990年代のボスニア戦争で多くの観光インフラが破壊された。ここ数年で復旧が進み、再び利用できるスキー場も増えたが、一部の地域は依然として閉鎖されている。(1BAM=68.63JPY)