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2015/2/18

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

伊ケーブル大手プリズミアン、ルーマニア工場を拡張

この記事の要約

ケーブル大手の伊プリズミアンは先ごろ、3,000万ユーロを投じてルーマニア南部のスラティナ工場を拡張すると発表した。生産施設の新設や既存設備の刷新により、電線や光ファイバー・ケーブルの生産能力を強化する。 2020年まで […]

ケーブル大手の伊プリズミアンは先ごろ、3,000万ユーロを投じてルーマニア南部のスラティナ工場を拡張すると発表した。生産施設の新設や既存設備の刷新により、電線や光ファイバー・ケーブルの生産能力を強化する。

2020年までに同工場のケーブルの年産能力を現行の250万kmから800万kmまで引き上げる。同社のヴァレリオ・バチスタ最高経営責任者は「ルーマニア事業は、欧州のエネルギーインフラや通信インフラの拡充を図る我々の計画の重要な柱だ」と述べ、拡張後のスラティナ工場の能力に期待を示した。

プリズミアンは1999年にルーマニアに進出後、およそ1億ユーロを投資してきた。ルーマニア子会社の2013年の売上高は9,800万ユーロで、純利益は235万ユーロだった。