2015/2/25

チェコ・スロバキア

スロバキア、ESAの協力国協定に調印

この記事の要約

スロバキアは16日、欧州宇宙機関(ESA)と欧州協力国協定に調印した。2010年に第1段階の協力協定に署名し、研究者が各種のプロジェクトに参加してきたが、今後は企業の参加も可能になりさらに協力関係を深めていく。 スロバキ […]

スロバキアは16日、欧州宇宙機関(ESA)と欧州協力国協定に調印した。2010年に第1段階の協力協定に署名し、研究者が各種のプロジェクトに参加してきたが、今後は企業の参加も可能になりさらに協力関係を深めていく。

スロバキアは現在、宇宙物理学の研究と宇宙科学分野で活動参加し、2人の宇宙飛行士を送り込んでいるほか、同国として初の研究衛星『skCube』の開発を進めている。ESAの正式加盟国になるためには欧州協力国5年計画(PECS)に参加する必要があり、宇宙天気予報、地理情報システム(GIS)での衛星情報の利用、地球観測衛星の情報評価など、同国として魅力のある分野からプロジェクトの絞り込みにかかる。

中東欧ではチェコ、ポーランド、ルーマニアがESAの正式加盟国となっており、ハンガリー、エストニア、ラトビア、スロベニアはPECSに参加している。正式加盟国には年間150万ユーロの負担金が義務付けられているが、このうち最大85%まで国内プロジェクトに投入できる。