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2015/3/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

米熱電製品メーカー、マケドニアに自動車部品の新工場開設へ

この記事の要約

米国の熱電製品メーカーのジェンサームが、ドイツ子会社を通じてマケドニアに自動車部品の新工場を開設する。マケドニア国営通信(MIA)が先ごろ伝えたもので、欧州の自動車メーカー向けにシートヒーターやエアコン装置を生産する。投 […]

米国の熱電製品メーカーのジェンサームが、ドイツ子会社を通じてマケドニアに自動車部品の新工場を開設する。マケドニア国営通信(MIA)が先ごろ伝えたもので、欧州の自動車メーカー向けにシートヒーターやエアコン装置を生産する。投資額は2,000万ユーロ。

新工場はマケドニア中西部のプリレプに建設する。第一期工事での敷地面積は6万5,000平方メートルで、操業開始は2015年第4四半期を予定している。今後3年で1,000人を新規雇用し、将来は2,000人に増員する計画だ。ジェンサームのヨルグ・エヴァース欧州統括責任者は同国を選んだ理由を「良好な事業環境と、質の高い労働者」にあるとしている。

ジェンサームの欧州事業の中核を担うドイツ子会社は南部のオーデルツハウゼンに拠点を構える。