スズキのハンガリー子会社マジャール・スズキは5日、北西部エステルゴムの工場で新型SUV「ビターラ」の生産開始記念式典を行った。式典にはスズキの鈴木修会長兼社長のほか、小菅淳一駐ハンガリー大使やヴィクトール・オルバン大統領も出席した。
スズキはビターラの生産に向けて同工場に総額1億6,000万ユーロを投資した。新モデルは欧州全域で販売するほか、欧州域外にも輸出する予定で、初年度の生産台数は7万台を計画している。鈴木会長は式典で「ハンガリーは重要な戦略拠点」と述べ、今後も生産を拡大する意向を示した。
スズキは1991年にハンガリーへ進出した。これまでに「スイフト」や「スプラッシュ」など8モデルを生産。累計生産台数は250万台に達する。
