ロシア石油大手の国営ロスネフチが4日発表した2014年12月通期決算の純利益は3,500億ルーブル(約50億ユーロ)となり、前年同期の3,880億ルーブルから9.8%減少した。売上高は17.2%増の5兆5,030億ルーブルに伸びたものの、原油価格の下落とウクライナ紛争をめぐる欧米の経済制裁が響き、減益となった。
原油生産量は日量510万6,000バレルで、前年同期の487万3,000バレルから4.8%拡大。石油製品の生産量も7.5%の2億740万トンに拡大した。
ドル建て債務の返済額はルーブル安が影響し、全体の4分の1に当たる136億ドルにとどまった。(1RUB=2.01JPY)