2015/4/15

ポーランド

味の素、ポーランドの冷凍餃子工場が完成

この記事の要約

味の素は9日、ポーランドのヤボ社との合弁会社である味の素ヤボが新工場の開所式を行ったと発表した。日本食・アジア食市場の拡大が見込まれる欧州で需要を掘り起こすことが狙いで、年産能力をこれまでの300トンから1,500トンに […]

味の素は9日、ポーランドのヤボ社との合弁会社である味の素ヤボが新工場の開所式を行ったと発表した。日本食・アジア食市場の拡大が見込まれる欧州で需要を掘り起こすことが狙いで、年産能力をこれまでの300トンから1,500トンに拡大する。まずは冷凍餃子3品目を生産、将来的に品目数を増やしていく。

140万ユーロ(約1億9,000万円)を投じて、新工場を味の素ヤボが拠点を置くポーランド南部のシロンスク県チェンストホヴァ市に開設した。現地消費者の嗜好・ニーズを的確に把握するために商品開発室を併設している。欧州事業の売上高を13年度の約17億円から2016年度には約40億円に引き上げる目標だ。

味の素は昨年10月、冷凍餃子の生産を委託していたヤボと合弁会社を設立した。資本金は180万ユーロ(約2億5,000万円)で、味の素が51%、ヤボが49%を出資している。

ヤボは1992年の設立で、冷凍食品の製造販売を手掛ける。年商は約760万ユーロ。13年夏から味の素の冷凍餃子を受託生産してきた。