2015/4/22

自動車

ロスネフチとピレリ、合成ゴム生産計画でポーランド社と提携

この記事の要約

ロシア石油大手の国営ロスネフチと伊タイヤ大手のピレリは16日、ロシア極東ナホトカにおける合成ゴムの合弁生産計画に関連し、ポーランド化学企業でゴムの製造を手がけるシントスを技術提携先に選定したと発表した。3社共同で事業化調 […]

ロシア石油大手の国営ロスネフチと伊タイヤ大手のピレリは16日、ロシア極東ナホトカにおける合成ゴムの合弁生産計画に関連し、ポーランド化学企業でゴムの製造を手がけるシントスを技術提携先に選定したと発表した。3社共同で事業化調査を実施する。

ロスネフチとピレリは昨年5月に合成ゴムの合弁生産で覚書を交わした。ナホトカにあるロスネフチの石油化学コンビナートFEPCOで生産する方針で、事業化調査では◇エンジニアリングデザインが必要とする条件◇工場の運営◇市場調査◇投資額◇運営費用――といった点で事業性を評価する。完成品はアジア・太平洋地域のピレリ工場などに出荷する計画だ。

合弁生産される合成ゴムは環境性に優れた「グリーンタイヤ」に用いられるという。

シントスは南部のオシフィエンチムを本拠とする化学材料メーカーで、チェコ北西部のクラルピ・ナト・ヴルタヴォウにも工場を持つ。ゴムのほか発泡スチロールなどを生産する。