2015/4/22

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリア、ESAの協力国協定に調印

この記事の要約

ブルガリアはこのほど、欧州宇宙機関(ESA)と欧州協力国協定に調印した。同国の科学研究機関や中小企業がハイテク商品・サービスの開発、応用プロジェクトに積極的に参加し、雇用創出につながることを期待する。 協定調印により欧州 […]

ブルガリアはこのほど、欧州宇宙機関(ESA)と欧州協力国協定に調印した。同国の科学研究機関や中小企業がハイテク商品・サービスの開発、応用プロジェクトに積極的に参加し、雇用創出につながることを期待する。

協定調印により欧州協力国5 年計画(PECS)のメンバーとなり、電子装置、遠隔探査、宇宙気象分野などのプロジェクトに参加する。ブルガリアは社会主義体制時代、旧ソビエト連邦がワルシャワ条約機構加盟国と協力して推進した宇宙探査計画「インターコスモス」にも参加。人工衛星およびロケット用装置の設計や実験準備に関わってきた。同国科学アカデミーは宇宙飛行プログラムで使用される理化学機器の開発に寄与している。

中東欧のESA正式加盟国はチェコ、ポーランド、ルーマニアと3月に調印したハンガリーの4カ国。正式加盟の前提となるPECSにはエストニア、ラトビア、スロベニア、スロバキアが参加している。