2015/4/29

ポーランド

PKNオルレン、チェコとドイツのガソリンスタンド網買収へ

この記事の要約

ポーランド石油化学最大手PKNオルレンがドイツとチェコのガソリンスタンド網の買収を検討している。同社は現在、ドイツで558ヵ所、チェコで338ヵ所のガソリンスタンドを展開しているものの、それぞれの市場シェアは5.9%と1 […]

ポーランド石油化学最大手PKNオルレンがドイツとチェコのガソリンスタンド網の買収を検討している。同社は現在、ドイツで558ヵ所、チェコで338ヵ所のガソリンスタンドを展開しているものの、それぞれの市場シェアは5.9%と15.1%にとどまる。買収を通じ、石油小売市場のテコ入れを図る考えだ。

現地紙『ワルシャワボイス』がこのほど報じたところによると、PKNオルレンのクラウィエツ最高経営責任者(CEO)は「ドイツは買収が可能な市場の一つであり、売りに出されるチェーンがあれば買収を検討する」との考えを示した。さらに、イェンジェイチックCFOが、チェコでも同様にガソリンスタンド網の買収を検討していると付け加えた。上流事業(探鉱・開発、生産)の買収についても、主な対象であるカナダに加え、その他の地域もあり得るとした。同社は上流事業を強化する戦略の一環として、2013年にカナダのトライオイル・リソーシズ(TriOil Resources)を約7億ズロチ(1億8,800万ドル)で買収している。(1PLN=31.89JPY)