2015/5/6

自動車

ロシアン・マシーンズ、工場を近代化

この記事の要約

ロシアの複合企業ベーシック・エレメントの自動車・エンジニアリング子会社であるロシアン・マシーンズは先ごろ、米建機大手テレックス・コーポレーションとの合弁会社であるRMテレックス傘下のトヴェルスコイ・エクスカベーダー(TV […]

ロシアの複合企業ベーシック・エレメントの自動車・エンジニアリング子会社であるロシアン・マシーンズは先ごろ、米建機大手テレックス・コーポレーションとの合弁会社であるRMテレックス傘下のトヴェルスコイ・エクスカベーダー(TVEX)が工場の設備増強・近代化プロジェクトを終えて操業を開始したと発表した。新工場では、次世代のホイール掘削機「WX 200」やクローラー(無限軌道)掘削機「TX 210」の量産を開始した。

新工場の総床面積は6,500平方メートルで、年1,100台のエクスカベーダーを生産する能力を持つ。「WX 200」や「TX 210」では、独ボッシュ・レックスロスの油圧システムを採用して性能を向上させたほか、独キャビンメーカーのフリッツマイアーと新しいキャビンコンセプトの採用で協力した。両モデルとも部品の70%をロシアで調達する。

RMテレックスは現在、製品を主にロシアや独立国家共同体(CIS)で販売している。新世代モデルでは、アフリカやラテンアメリカ、中東などへの輸出を強化していく方針を示している。2016年にはクローラー掘削機に27トンと30トンの製品を投入することも計画している。