2015/5/6

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ソーラーフロンティア、トルコ太陽光発電所に電池供給

この記事の要約

昭和シェル石油傘下の太陽電池メーカー、ソーラーフロンティアは4月30日、ドイツ子会社のソーラーフロンティア・ヨーロッパを通じて、トルコの太陽光発電事業者コナル・エネルギ(イズミル)とCIS薄膜太陽電池モジュールの供給契約 […]

昭和シェル石油傘下の太陽電池メーカー、ソーラーフロンティアは4月30日、ドイツ子会社のソーラーフロンティア・ヨーロッパを通じて、トルコの太陽光発電事業者コナル・エネルギ(イズミル)とCIS薄膜太陽電池モジュールの供給契約を締結したと発表した。日本国内で製造した同モジュールは出力23メガワット規模で、コナル・エネルギが建設するトルコ国内5カ所の太陽光発電所に供給する。まず南西部のコンヤ(出力5.9メガワット)とブルドゥル(出力4.7メガワット)の両発電所へ出荷し、南部に建設を予定する3カ所の発電所へは2016年後半に出荷する。

ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池モジュールは従来の結晶シリコン系太陽電池より発電量が高く、変換効率も高く保てるのが特徴。このため、トルコのように日照時間が長く、気温も高い環境に適しているとされる。

コナル・エネルギは2018年までに合計100メガワット・ピーク(MWp)の太陽光発電所の建設を計画する。ソーラーフロンティアは同社との事業を通じてトルコ市場へ進出し、太陽電池市場での地位確立を図る。