仏エンジニアリング大手のシュナイダー・エレクトリックがロシアの生産体制を増強する。タス通信が先ごろ報じたもので、新工場の建設などに10億ルーブル(1,760万ユーロ)以上を投資し、現地生産比率を60%まで高める予定という。
計画ではロシア南部のサマーラに新工場を建設する他、モスクワにサービスセンターや研修センターを設置。また、エカテリンブルグ工場の生産設備も拡充する。サマーラの新工場では石油・天然ガス関連企業や電力会社向けの変圧器を製造する予定。
シュナイダー・エレクトリックはエネルギーやオートメーション関連設備を手がける総合エンジニアリング企業。世界で35の都市に拠点を置き、7つの工場と3つの物流センターを持つ。(1RUB=2.32JPY)