ブラジルのセメント生産最大手ボトランチン・シメントス(Votorantim Cimentos)がトルコの生産能力を強化する。西部スィヴァス工場に1億4,000万ユーロを投資し、2017年4月までに年産量を現在の60万トンから180万トンに引き上げるとともに、従業員を約700人に増員する。スィヴァス工場は今回の増産で、ボトランチンのトルコ生産全体の42%をカーバーすることになる。
トルコ現地法人のSefik Kuzun最高経営責任者(CEO)は今回の増産を、「トルコ市場で競争力を保つための措置」としている。
ボトランチンは世界8位のセメント・メーカーで、トルコでの生産量が全体の29%を占める。