自動車向け皮革製品の製造を手がけるイーグル・オタワ(カナダ)は先ごろ、ハンガリー東部ソルノクにある同社工場を拡張したと発表した。1万8,000平方メートルの敷地に95億フォリント(約3,040万ユーロ)を投じて新工場を建設。500人を新規雇用する。
新工場の稼動開始は今年10月の予定。同社は今年2月にソルノク工場の生産量を今後2年間で倍増する計画を発表していた。
イーグル・オタワは2001年にハンガリーへ進出した。ソルノクでは自動車用皮革製品の裁断と染色を行っているほか、同社の欧州における研究開発拠点も同地に置かれている。
イーグル・オタワは全世界に20の拠点を持つ自動車用皮革の大手メーカーで、BMW、ダイムラー、フォード、トヨタなど主要自動車メーカーと取引がある。13年度のハンガリー事業の売上高は269億フォリント、純利益は58億フォリントだった。(1HUF=0.44JPY)