2015/7/1

自動車

ロシアン・マシーンズ、グロナスと提携合意

この記事の要約

ロシア複合企業ベーシック・エレメントの自動車・エンジニアリング子会社であるロシアン・マシーンズはこのほど開催されたサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(6月18~20日)で、ロシアの衛星測位システム「グロナス(GLON […]

ロシア複合企業ベーシック・エレメントの自動車・エンジニアリング子会社であるロシアン・マシーンズはこのほど開催されたサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(6月18~20日)で、ロシアの衛星測位システム「グロナス(GLONASS)」の普及促進を目指す非営利団体NPグロナスとの提携合意書に署名した。自動車分野におけるグロナスの利用促進や開発プロジェクトで協力する。

今回の合意には、ロシアで2018年に開催されるサッカーワールドカップ(W杯)でのグロナスの活用や、ロシアの車両緊急通報システム「ERA-GLONASS」の開発プロジェクトなどが含まれている。ロシアン・マシーンズは2018年のW杯では例えば、グロナスを活用して貨物や旅客の輸送状況をリアルタイムでモニタリングし、円滑な輸送サービスに役立てる。

グロナスはすでに、ベーシック・エレメント傘下の商用車大手GAZやロシアン・マシーンズと米建機大手テレックス・コーポレーションの合弁会社RMテレックスのバスや建機などで活用されており、ルートや運行状況、位置状況のモニタリングなどに使われている。