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2015/7/1

チェコ・スロバキア

チェコ統計局、1-3月期成長率を4%へ下方修正

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が6月30日発表した2015年1-3月期の経済成長率(確定値)は前年同期比4%となり、5月末に発表した速報値から0.2ポイント下方修正された。前期比でも3.1%から2.5%へ引き下げられた。付加価値 […]

チェコ統計局(CSU)が6月30日発表した2015年1-3月期の経済成長率(確定値)は前年同期比4%となり、5月末に発表した速報値から0.2ポイント下方修正された。前期比でも3.1%から2.5%へ引き下げられた。付加価値税(VAT)データを見直したことが理由だが、修正値でも前期比成長率は過去最大、前年同期比も2007年以来最大で、チェコ経済の好調さが確認された。

総付加価値(GVA)は前年同期比で3.5%、前期比で1.3%拡大した。製造業に加え、法人向けサービスが成長するなど、製造業以外にも好景気が波及しつつある。

最終消費支出は前年同期比で2.8%、前期比で0.9%増加した。家計最終消費支出もそれぞれ2.9%、1.3%拡大した。

チェコ企業の総営業余剰(GOS)は前年同期比1.3ポイント増の49.7%に上昇した。家計の一人当たり実質所得も2.7%増の2万500コルナ(約750ユーロ)に増えている。所得増加を受けて家計消費は2%増加した。(1CZK=4.99JPY)