スウェーデンの換気システムメーカー、システマイアは1日、スロバキア工場の拡張工事が完了したと発表した。740万ユーロを投じて商品開発施設や倉庫を新設したほか、既存設備を刷新した。
新しい商品開発施設は延べ床面積が630平方メートルで、空調用ディフューザーやターミナル型エアフィルターのノイズや圧力損失、気流速度などを計測する残響室を備える。将来的な事業拡大を視野に入れ、9,500平方メートルの倉庫も新設したほか、生産棟では防火ダンパーの自動生産ラインと全自動塗装ラインを導入。オートメーション化を進めた。
システマイアは2007年に同国のターミナル型エアフィルター製造大手イモスを買収。ブラチスラバ近郊にあるカリンコボ工場を中東欧の新生産拠点として構築した。2015年4月末決算の年間売上高は前年比11%増の58億8,200万クローナ(6億3,100万ユーロ)で、世界45カ国で事業展開する。(1SEK=14.64JPY)