ブルガリア国家統計局(NSI)がこのほど発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.4%上昇した。過去2年で最高となる0.9%の上昇を記録した前月に比べると鈍化したものの、4カ月連続でプラスとなり、緩やかながらも確実にデフレ脱却に向かっている様子がうかがわれる。
項目別では「食品・ノンアルコール飲料」が0.5%上昇したほか、「住宅・公益料金」が4.9%、「衣料・靴」が1.1%、それぞれ高くなった。一方で「運輸」は5.8%、「通信」は4.3%、「医療」は2.4%安くなった。
欧州基準の消費者物価指数(HICP)は前年同月比で0.6%、前月比で0.5%低下した。