韓国の自動車部品メーカー、星宇(ソンウ)ハイテックがスロバキア北中部ジリナ工場に倉庫棟を建設する。物流環境の改善が目的で、チェコ工場との間で過密化している輸送の現状を緩和する。現地TASR通信が先ごろ報じた。
新倉庫は完成後の床面積が2万8,000平方メートルで、300人を新規雇用する。ジリナ工場の従業員数は760人。
星宇ハイテックは2006年にスロバキアへ進出した。主にバンパーレールやドア、各種フレームなど金属製部品を生産し、韓国現代自動車や起亜自動車のほか、独ダイムラーやフォルクスワーゲン(VW)、仏ルノー、日産、米ジェネラルモータース(GM)などに供給する。
同社は1977年設立の星宇メタルが前身で、2000年に現在の社名となった。欧州ではスロバキアのほか、ドイツ、チェコ、ロシアなどに拠点を持つ。