航空機エンジン大手の英ロールスロイスと、仏サフラングループ傘下で航空機向けパワートランスミッション大手の西イスパノ・スエザは先ごろ、ポーランド南東部のポドカルパチキエ地方で新工場を建設・運営する合弁会社「アエロギアボックス・インターナショナル」を設立すると発表した。
新会社では民間航空機用エンジンのアクセサリギアボックスの設計や生産を手がける。新工場は今年末に着工し、2017年から生産開始の予定。110人を新規雇用する。
イスパノ・スエザは民間航空機や軍用機、ヘリコプター向けのパワートランスミッションの世界大手で、乗客定員100人以上のジェット機市場で60%のシェアを持つ。同社のヘレーネ・モロー・レロイ最高経営責任者(CEO)は、「アエロギアボックス・インターナショナルの運営を通じて商用機向けアクセサリギアボックス市場をリードすることができる」と述べた。