2015/9/9

ロシア

独出版大手のアクセルシュプリンガー、ロシアから撤退

この記事の要約

独出版大手のアクセル・シュプリンガーがロシア市場からの完全撤退を決定したもようだ。国際メディア企業のロシア事業制限を目的とするメディア改正法が来年初めに発効することが理由という。同社は改正法が成立した時点でロシア事業の見 […]

独出版大手のアクセル・シュプリンガーがロシア市場からの完全撤退を決定したもようだ。国際メディア企業のロシア事業制限を目的とするメディア改正法が来年初めに発効することが理由という。同社は改正法が成立した時点でロシア事業の見直しを予告していた。

6日のロイター通信によると、ロシア競合のアレクサンドル・フェドトフに資本の80%を、ロシア事業取締役のレギーナ・ヴォンフレミング氏に残り20%を売却するという。アクセル・シュプリンガーは取材に対し、報道へのコメントを拒否している。

ロシアでは昨秋、「国内メディア企業の独立性を確保する」目的でメディア改正法が可決された。国内メディア企業に対する国外資本の持ち株比率を最大20%に制限する内容となっている。