米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下の航空機エンジンGEアビエーションが、チェコの生産能力拡大を検討している。22日付の現地紙『ホスポダールスケ・ノヴィニ』が報じたもので、4億ドルを投じて生産棟や研究開発施設を新設するという。半年以内の正式決定を見込む。
同社幹部によると、新工場では小型機用プロペラエンジンを生産予定で、技術者を500~1,000人雇用する可能性がある。
GEアビエーションは2008年にチェコ子会社を設立。プラハ近郊で国内専用空港があるレトニャニ地区に工場を持ち、400人を雇用する。主にプロペラエンジンの開発や製造を手掛け、チェコのほか米国、中国、南アなどの航空機メーカーに供給している。