2015/10/21

ポーランド

三菱電機、ポーランド鉄道電機品メーカーに出資

この記事の要約

三菱電機は15日、鉄道車両用電機品製造のポーランド企業メドコム(MEDCOM Sp.Z.o.o.)に資本参加すると発表した。欧州の同事業を強化する狙いで、同社の株式49%を取得する。競争当局の承認を経て取引が成立する。 […]

三菱電機は15日、鉄道車両用電機品製造のポーランド企業メドコム(MEDCOM Sp.Z.o.o.)に資本参加すると発表した。欧州の同事業を強化する狙いで、同社の株式49%を取得する。競争当局の承認を経て取引が成立する。

メドコムは中東欧で鉄道車両用の補助電源装置や推進制御装置の製造、販売、保守事業などを手掛ける。約200人を雇用し、昨年の売上高は2億4,200万ズロチ(約5,720万ユーロ)だった。三菱電機は同社との協業を通じて製品競争力を強化するとともに、両社の販路を活用して欧州市場でのシェア拡大を図る。

欧州市場の拡大が見込まれることから、三菱電機は2014年4月、伊鉄道車両用空調機器メーカーを子会社化(三菱電機クリマット・交通システム株式会社)するとともに、販売会社の三菱電機ヨーロッパに交通システム部門を設置した。