2015/11/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

テレコム・スロベニア、1-9月期最高益を記録

この記事の要約

スロベニアテレコムが10月29日発表した2015年1-9月期の純利益は前年同期比88%増の7,060万ユーロとなり、過去最高を記録した。金融収支の黒字が大きく伸びた。 売上高は5億4,950万ユーロと4%減少した。マケド […]

スロベニアテレコムが10月29日発表した2015年1-9月期の純利益は前年同期比88%増の7,060万ユーロとなり、過去最高を記録した。金融収支の黒字が大きく伸びた。

売上高は5億4,950万ユーロと4%減少した。マケドニア子会社Oneが7月にテレコム・オーストリア子会社のVipと合併したのに伴い、連結対象から外れたためだ。

営業利益(EBITDA)は1億6,020万ユーロで3%縮小した。しかし、マケドニア事業再編と、ジブラルタル事業ジブテレコムの株式を売却した影響を除いた実質では16%増加した。

金融黒字は183%増の3,850万ユーロに急拡大し、純益の伸びを支えた。

固定ブロードバンド通信の加入者数は3.6%、テレビ加入者数は4.3%増加した。移動通信加入者数はマケドニア事業を除く実質で1%増加した。

スロベニアテレコムは昨年10月、マケドニアにおける合弁会社の設立でテレコム・オーストリアと合意した。互いの子会社を合併して合弁会社化する内容で、今年7月に競争当局の承認を得た。新会社に対するスロベニアテレコムの出資比率は45%となっている。