2015/11/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコのカラデニズ、発電船2隻がインドネシアとガーナ向けに進水

この記事の要約

トルコの複合企業グループ、カラデニズ・ホールディングは10月27日、ガーナとインドネシアにチャーターする発電船の進水式を行った。式に出席したアラボユン・エネルギー相は、電力インフラが未発達の地域の人々に発電船が恩恵を与え […]

トルコの複合企業グループ、カラデニズ・ホールディングは10月27日、ガーナとインドネシアにチャーターする発電船の進水式を行った。式に出席したアラボユン・エネルギー相は、電力インフラが未発達の地域の人々に発電船が恩恵を与えるとして、同社の貢献を高く評価した。

発電能力はガーナ向けのアイシェギュル・スルタン号が235メガワット(MW)、インドネシア向けのゼイネプ・スルタン号が125MW。このほか、現在建設中のオルハン・アリ・カーン号は全長300メートル、発電能力が460MWと世界最大規模で、来年半ばごろの完成を予定する。

カラデニズは1996年にエネルギー部門を立ち上げ、同事業の輸出戦略の一環で2009年に発電船の開発製造に着手した。すでにイラクやパキスタンで7隻が稼働し、合計発電能力は1,200MWに上る。今後、オルハン号を含めて20隻増やし、発電能力を6,000MWに引き上げる計画だ。