2015/11/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコの10月インフレ率、7.58%に減速

この記事の要約

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.58%となり、市場予測の7.8%を下回った。インフレ率の低下は3カ月ぶり。 構成比重の大きい「食品・ノンアルコール飲料」が前年同月比 […]

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.58%となり、市場予測の7.8%を下回った。インフレ率の低下は3カ月ぶり。

構成比重の大きい「食品・ノンアルコール飲料」が前年同月比で8.69%上昇したのに対し、「運輸」は4.04%、「住宅・公益」は6.04%の伸びにとどまった。

このほか、項目別で上昇率が高かったのは、「宿泊・外食」(13.77%)、「その他の商品・サービス」(11.57%)、「余暇・文化」(10.86%)、「家具・家庭用品」(10.72%)だった。

一方、上げ幅が小さかったのは「通信」(3.18%)、「運輸」(4.04%)、「アルコール飲料・たばこ」(5.67%)、「衣料・靴」(5.78%)などとなっている。

中央銀行は10月28日、今年のインフレ予測を従来の6.9%から7.9%へ1ポイント上方修正した。来年についても5.5%から6.5%に引き上げた。食品価格の上昇と通貨リラ安が物価を押し上げている。