2015/11/11

ハンガリー

MOL、ノルウェー領北海事業を強化

この記事の要約

中欧石油最大手のMOL(ハンガリー)は6日、ノルウェー領北海における探査事業を拡大すると発表した。5鉱区の免許入札への参加に加え、ノルウェー同業から3鉱区の部分権益を取得する。入札結果は来年1月に明らかになる。 免許入札 […]

中欧石油最大手のMOL(ハンガリー)は6日、ノルウェー領北海における探査事業を拡大すると発表した。5鉱区の免許入札への参加に加え、ノルウェー同業から3鉱区の部分権益を取得する。入札結果は来年1月に明らかになる。

免許入札では、落札者はノルウェー政府と「ドリル・アンド・ドロップ」契約を結ぶことになる。この方式では、企業は2年以内に試験井を設置するかどうかを決定しなければならない。設置しない場合は免許が失効する。

MOLはノルウェー市場の魅力について、◇北海埋蔵量が自社推定で500億バレルと多い◇政府の規制が明確で透明度が高い◇公共入札における落札者の選定基準が応募内容の質にあり、応札者の規模や国籍は関係ない――などを挙げている。

また、リスクの小ささも重要だ。ノルウェー政府は油田が発見できなかった場合、1年以内に企業に探査投資額の78%を補償し、発見した場合、収入の78%を徴税する仕組みをとっている。

なお、MOLは今年7月に英イサカ・エナジーからノルウェー事業を買収し、完全子会社化した。同子会社は14件の北海権益を保有し、うち3件でオペレーターを務める。(東欧経済ニュース4月29日号「ハンガリーのMOL、北海油田の探鉱・開発免権を取得」を参照)

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