欧州連合(EU)統計局のユーロスタットが13日発表したルーマニアの7-9月期の国内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比1.4%増となり、ゼロ成長だった前期から大幅に拡大した。伸び率はデータが出そろっているEU加盟21カ国の中で最大。EU全体の成長率は0.4%、ユーロ圏は同0.3%だった。(表参照)
東欧諸国の成長率は全般的に高く、ポーランドとスロバキアはそれぞれ0.9%を記録。これまでに引き続き高い伸びを確保した。ブルガリアも前期比0.1ポイント増の0.7%と好調だった。ハンガリーは横ばいの0.5%。チェコは0.5%に上ったものの、前期の1.1%から0.6ポイント低下した。
バルト3国ではリトアニアが0.1ポイント増の0.5%に拡大した。ラトビアは0.8ポイント減の0.4%増。エストニアはマイナス0.5%となり、前期の0.7%から1.2ポイント落ち込んだ。