サウジアラビアのサウジ・アエロスペース・エンジニアリング(SAEI)は先ごろ、トルコの空港運営会社TAVなどと合弁で、サウジアラビア西部のジッダに航空機のメンテナンス用施設を開設すると発表した。投資額は約7億6,500万ドル。敷地面積は100万平方メートルで、同種の施設としては中東で最大となる。
新施設は11の航空機格納庫(ハンガー)と28の部品改修施設を設置する。2016年末に完成予定で、民間機と軍用機の双方が利用する予定だ。
同事業にはSAEIとTAVの他、アラブ首長国連邦(UAE)及びオーストリア系の建設会社アル・ハブトール・レイトン・グループ(HLG)とサウジ系のアル・ライヒ・コンストラクション(ARC)も参加する。
TAVは既にサウジアラビアでメディナ空港の運営を手掛けているほか、チュニジア、マケドニア、クロアチアや、旧ソ連のジョージアの空港にも事業を広げている。