2015/12/2

CIS諸国

EBRD、RBIのウクライナ子会社に出資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は11月26日、中東欧を主力市場とするオーストリア銀行大手ライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)のウクライナ子会社、ライファイゼンバンク・アヴァル(RBA)の第三者割当増資を引き受 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は11月26日、中東欧を主力市場とするオーストリア銀行大手ライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)のウクライナ子会社、ライファイゼンバンク・アヴァル(RBA)の第三者割当増資を引き受け、同行の株式30%を取得すると発表した。RBAは12月3日に開く株主総会で、31億5,000万フリブニャ(約1億2,400万ユーロ)に上る増資計画の承認を求める。

RBAの増資の目的は自己資本比率の強化だ。同行の中核的自己資本比率は今年9月末時点で6.86%となり、ウクライナ中央銀行が最低水準として定める4%を上回った。増資によりさらに14.19%まで引き上げ、健全性を高める。

EBRDはRBIと協調融資などで長年協力関係にあるが、ウクライナでは共同出資者として現地の金融サービスの質向上にさらに貢献する方針だ。RBIのRBAに対する出資比率は現在96.2%だが、増資後は約67%に低下する(1UAH=5.12JPY)

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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