2015/12/9

ハンガリー

ハンガリー、7-9月期成長率2.3%

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が4日発表した2015年7-9月期の国内総生産(GDP、推定値、季節調整済)は前年同期比で2.3%増となり、伸び率は前期を0.4ポイント下回った。プラス成長は10期連続。成長率は次第に低下し […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が4日発表した2015年7-9月期の国内総生産(GDP、推定値、季節調整済)は前年同期比で2.3%増となり、伸び率は前期を0.4ポイント下回った。プラス成長は10期連続。成長率は次第に低下しているものの、欧州連合(EU)の同期平均(0.4%)より高い水準にある。季節調整前の7-9月期成長率は2.4%で、先月13日発表の速報値から0.1ポイント上方修正された。1-9月期では2.8%の上昇。

鉱工業は全体で5.2%増加した。うち、製造業は5.9%増となったものの、建設業は0.5%減少した。

サービス業は3.7%の伸びを示した。構成業界別にみると、流通・宿泊・外食業が7.4%と大きく増加した。情報・通信サービスはソフト開発やコンサルティング業務がけん引し、4.5%増。研究・科学・技術・管理サービスは6.2%増加した。一方、金融サービスは0.2%減少した。

農業は夏の雨不足が響き、18%減と大きく後退した。