2015/12/16

CIS諸国

ベラルーシ、ベトナムと包括的な輸出協定を締結

この記事の要約

ベラルーシとベトナムは8日、ハノイで開かれた二国間ビジネスフォーラムで幅広い分野の輸出に関する協定を交わした。ベラルーシ国営通信社ベルタによると、これに伴って決まったベトナムへの輸出の契約額は2,400万米ドルと過去最大 […]

ベラルーシとベトナムは8日、ハノイで開かれた二国間ビジネスフォーラムで幅広い分野の輸出に関する協定を交わした。ベラルーシ国営通信社ベルタによると、これに伴って決まったベトナムへの輸出の契約額は2,400万米ドルと過去最大規模。自動車、タイヤ、アルコール飲料、カリ肥料、粉ミルク、スポーツ栄養食品など約20の製品分野に及ぶ。

ベラルーシが加盟するユーラシア経済連合(EEU)は今年6月、ベトナムと自由貿易協定を締結。ベラルーシは関税障壁の撤廃を追い風にベトナムへの輸出を拡大するとともに、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場への本格的な進出も狙っている。ベラルーシ商工会議所のミャトリコフ会頭は、特に自動車分野が新市場を攻略するには、現地の条件に合わせた技術的な調整が必要と指摘した。

ベラルーシとベトナムは毎年ビジネスフォーラムを開催し、具体的な品目と取引額を明示した輸出契約を結んでいる。今回のフォーラムにはベラルーシ企業22社とベトナムの財界関係者

70人超が参加した。