ベラルーシのインフレ率、12月は12%

ベラルーシ国家統計委員会が12日発表した2015年12月の消費者物価指数上昇率(インフレ率)は前年同月比12%だった。昨年1月に17.1%に達したインフレ率は低下が進み、11月には11.3%まで縮小したが、生鮮食品などの高騰で再び上昇に転じた。季節要因による価格変動の大きい商品・サービスを除いた基礎インフレ率は11.3%だった。

食品は前年同月比で11%上昇。特に植物油(47.1%)、果物(49.1%)、野菜(35.0%)、砂糖(32.1%)が高騰している。非食品は11.5%で特に医薬品(28.3%)や二輪車(22.7%)が、サービスは15.7%で住宅・公共料金(20.2%)や観光(26.7%)がそれぞれ上昇を煽った。

通年のインフレ率は13.5%で、前年の16.2%を下回った。政府と中央銀行は年央、16~18%との予測を示していた。

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